心を刻む匠 ― 神戸の記念品工房

名前
平木こゆみ
会社名
平木商会
キャッチコピー
人生の節目を、温もりある形に
一言
60年の伝統と彫刻の技で、大切な瞬間を永遠の記憶に。
平木商会は単なる記念品ではなく、心を込めた「ありがとう」の物語を刻みます。

「心を形に」60年の伝統と温かさが宿る記念品の専門店

思い出を彫り込む、神戸の記念品工房

私たち平木商会は、兵庫県神戸市垂水区宮本町1-27番に店を構える記念品専門店です。
トロフィー、カップ、楯、クリスタルの盾、メダル、表彰状、胸につけるリボンなど、様々な記念品を取り扱っております。

大会の表彰用だけでなく、人生の節目や特別な瞬間を形に残すお手伝いをしています。
例えば、還暦(コキ)を迎えられた方の記念品や、消防団の表彰など、幅広いニーズにお応えしております。

単なる記念品ではなく、心の記録

当店の記念品は、単なる物ではありません。
写真や思い出の文章を入れることで、その方の生き方や家族の絆が伝わる特別な一品となります。

「文章だけでなく、写真を入れたりすると、思い出にもなるし、本人の生き方もわかってくる」

そうやって作り上げる記念品は、家族の思いや温かさが込められた宝物になります。
お客様のお話をじっくりと伺い、その想いを形にするのが私たちの仕事です。

匠の技が光る、心を込めた彫刻

平木商会の最大の特徴は、こゆみが手がける繊細な彫刻技術です。
彫刻名人というコンピューターーソフトを駆使して、メダルやトロフィーに心を込めた文字を刻みます。

お客様の思いに寄り添い、その心に届くように一つひとつ丁寧に仕上げていきます。
だからこそ、単に商品を提供するだけでなく、お客様との対話を大切にし、納得いただける記念品づくりを心がけています。

伝統と革新の融合

60年の歴史を持つ平木商会は、伝統的な技術を守りながらも、時代に合わせた新しい取り組みも積極的に行っています。2023年からはコンピューターによる請求書発行システムを導入し、お客様により信頼される店舗運営を目指しています。

また、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSも活用し、新しい時代に対応した商売を心がけています。
「新しい心と今の社会に生きていく」という思いで、伝統と革新を融合させています。

一度では完成しない、対話で育む記念品

平木商会では、お客様との対話を重ねることで、より素晴らしい記念品が生まれると考えています。

「1回ではできません。2回、3回とこうしていくうちに、その商品が一つの商品になっていく」

このような丁寧なプロセスを経て、世界に一つだけの特別な記念品が完成します。
お客様の心に寄り添い、心を込めた接客と匠の技で、かけがえのない思い出を形にします。


平木商会
兵庫県神戸市垂水区宮本町1-27番
代表:平木こゆみ

震災を乗り越えて ― 神戸の記念品店が紡ぐ60年の物語

松葉を拾い、ご飯を炊いた少女時代

子どもの頃、山に行って松葉を拾い、かまどでご飯を炊いていました。
今では信じてもらえないかもしれませんが、これが私の原点です。

手作業で火を起こし、一生懸命に日々の暮らしを支えた時代。
あの頃の温かさや真心は、今の仕事にも確かに生きています。

家業を継ぎ、彫刻の道へ

平木商会は主人が始めた店です。
60年もの間、神戸の皆さんの記念品づくりを支えてきました。

私自身は三十二年前から店に携わるようになりました。
それまでも主人の仕事を手伝う中で、彫刻の技術を学んでいました。
コンピューターによる彫刻を習っていたこともあり、「平木さん、よう習っててな。上手に出来てるな!」とお客さんに言ってもらえることが何よりの励みになりました。

阪神・淡路大震災 ― 転機となった試練

神戸の大地震があった時、主人が病気をしました。
それが転機となり、私が店を引き継ぐことになったのです。
当時55歳頃。
主人が残してくれた商売はゼロからのスタートではありませんでしたが、商売を続けていくのは簡単ではありませんでした。

でも、震災で傷ついた神戸の街と共に、私たちも再建への道を歩みました。
だからこそ分かる、「大切なものを形に残す」ということの価値。震災を経験した神戸だからこそ、記念品に込める想いは特別なものになります。

「ありがとう」の道を選び続けて

商売をしていると、いつも二つの道があります。「ありがとう」の道と、もう一つの「嫌な道」です。

私はいつも「ありがとう」の道を選んできました。
「ありがとう」の道を進んでいくと、また次の分かれ道でも「ありがとう」の道が見えてくる。
そうやって「ありがとう」と言い続けるうちに、自分の心に一本の軸ができてきます。

お客さんが悩みを持ってお店に来られた時も、この「ありがとう」の道を一緒に歩むお手伝いをしています。
商品を作るだけじゃなく、話を聞き、心が穏やかになっていくようなお付き合いを大切にしています。

子どもたちの成長が私の喜び

お店の看板に「この地域の子どもたちの応援団」と書いているのには理由があります。

子どもが一つでも賞をいただいたら、その子の心は暖かくなります。
その暖かい心が1個、2個、3個と増えていくところに成長があるんです。

大人の大会ばかりじゃなく、子どもが成長していく過程で、「一つもらえた、また一つもらえた」と心が温かくなっていく。その子が大人になった時に、自分の子どもにも「あの時嬉しかったな」ということを伝えられると信じています。

だから私は一つ一つの記念品に、心を込めて作っています。

明石公園の桜から学んだこと

最近、明石公園に桜を見に行きました。
すると、ぼこっと枯れそうな桜の木に、まだ花が咲いているのを見つけました。
木の下の方には新しい芽がいっぱい出ていて、どの木も同じように新しい命を感じさせてくれました。

「これは私に話しかけているんだろうか」と思いました。
その桜の木を見て、新しい命をいただいたように感じたんです。

85歳になった今、私は新しい時代を生きていきたい。
昔からの心を大切にしながらも、新しいことに挑戦し続けています。

コンピューターからAIの時代へ

松葉を拾ってご飯を炊いていた少女が、今はコンピューターやスマートフォン、SNSも使えるようになりました。

2023年からは請求書発行ソフトをコンピューターで導入し、伝票を出せるようになりました。
これにより、お客様や役所からも信頼していただけるようになり、とても嬉しく思っています。

手書きの温かさも大切にしながら、社会の流れに沿っていくことも必要です。
平木商会をこれからも続けていくためには、新しいことにどんどんチャレンジしていかないといけません。

そうでなければ、前に進もうとしても線を引かれてしまう。
だから今、AIの時代にも目を向け、新しい可能性を探っているところです。

変わらない心、変わり続ける挑戦

時代は変わっても、私が大切にしていることは変わりません。
暖かい心が一番大事だと思います。
この暖かい心こそが、人を動かし、商売を支えていくものです。

コミュニケーションを大切にしながら商売をすると、お客様に安心感を持っていただけます。
その安心する心が一番大事なんです。

1回では完成しない商品も、2回、3回と対話を重ねていくうちに、一つの素晴らしい商品になっていく。
そうやってお客様と心を通わせながら、これからも平木商会を続けていきたいと思っています。

新しい時代の風を受けながらも、60年間受け継いできた心のぬくもりを、次の世代へと伝えていく。
それが私の使命だと感じています。

心に残る記念品で、大切な瞬間を永遠に

どんな小さな成功も、形に残す価値がある

これまでの人生で、「この瞬間を形に残したい」と思ったことはありませんか?

子どもさんの成長、家族の記念日、大切な人の節目、仲間との達成感…。

そんな特別な瞬間を、ただ流れていく時間にしてしまうのはもったいないことです。

悩みを聞かせてください

「どんな記念品が良いのか分からない」
「予算に合わせて何かできないだろうか」
「家族や仲間に喜んでもらえるものを作りたい」

そんな悩みがあれば、ぜひお店に来てお話しください。

実は記念品のことだけじゃなく、皆さんの悩みを聞くのも私の仕事です。

この間もあるお客さんが「どうして結婚したのか」という話をされて、「親に迷惑をかけないように結婚した」とお答えしました。
そして「僕も今、困っているんです」と悩みを打ち明けてくれたんです。

そんな時、私はいつも「ありがとうの道」のお話をします。
悩みがあっても、「ありがとう」と言い続けることで、自然と心が穏やかになっていく。
そんな経験を皆さんと分かち合いたいと思っています。

地域の子どもたちの成長を応援しています

特に子どもさんのことで悩んでいるお父さん、お母さん。
平木商会は「この地域の子どもたちの応援団」です。

子どもが一つの賞をもらうと、その子の心は温かくなります。
そしてその温かい心が1個、2個、3個と増えていくことで、子どもは成長していきます。

そのお手伝いをするのが私の喜びです。
表彰状やメダル、トロフィーが単なる物ではなく、子どもの未来を明るくする「心の宝物」になると信じています。

一緒に考える記念品づくり

平木商会では、ただ商品を売るのではなく、お客様と一緒に考えながら記念品を作っていきます。

「こんな文字はどうかな」
「この写真を入れたい」
「思い出の言葉を刻みたい」

そんなご要望を丁寧にお聞きし、何度も話し合いながら、世界に一つだけの記念品を作り上げていきます。

1回では完成しないこともあります。
2回、3回と話し合いを重ねていくうちに、本当に心に残る記念品が生まれるのです。

お気軽にお立ち寄りください

「トロフィーを注文したい」というはっきりした目的がなくても、ぜひ一度お店に来てください。

「おばちゃん、持ってきたよ」と気軽に話しかけてもらえるような、そんな温かいお店でありたいと思っています。

お茶でも飲みながら、ゆっくりとお話ししましょう。
そこから新しいアイデアが生まれるかもしれません。

終わりに

物があふれる時代だからこそ、心のこもった記念品には特別な価値があります。

平木商会の記念品は、単なる物ではありません。
人と人をつなぎ、世代を超えて受け継がれる「心の架け橋」です。

これからも温かい心を大切に、神戸の皆さんの特別な瞬間をお手伝いしていきたいと思っています。

どうぞお気軽に平木商会にお立ち寄りください。
心よりお待ちしております。

この記事を書いた人

ブラボーしろう

ブラボーしろう歌ってしゃべれるホームページ屋・IT外部顧問

IT外部顧問として20年、人脈の百貨店として兵庫|神戸で活躍。
一人カンパニーのストーリーを発信し、
新しい働き方の可能性を広げるAIインタビューで、
あなたの挑戦を応援します。

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